こんにちは。サロンリノアです。
久々すぎるブログになりましたが、どうしても伝えたいことがあり執筆することにしました。
昨今のSNSは「韓国肌管理!ララピール!糸リフト!ウルセラ」など美容整形と美容医療の広告がほとんどを占め、ボトックスやヒアルロン酸注射などのプチ整形が当たり前の世の中になってきました。
私自身も7月に韓国で美容クリニックで体験してきた身なので、美容医療など「女性が美しくありたい」という思いを否定しようとは全くありません。
ですが、あまりに手軽・気軽にするものではないよという知識と警告と思いブログを書くことにしました。
まずはこちらのSNSへ投稿された動画をご覧ください。
首の付け根にボトックス打ったらずっと首がこんな感じ
本当に鹿みたいにぐらぐらした首になってしまった。 pic.twitter.com/wdVkUlt2VP— バンビチャーン🦌 (@dtganbarou) October 24, 2024
ん?どういうことと思った方も多いと思いますので、何がどうなっているのかを説明します。
この投稿者の方はガッツリ整形アカウントの方ですが、肩こり解消というよりは肩の筋肉がボコッとするのが嫌で肩にボトックス注射を打ったら筋肉が緩みすぎて首を支えれないという大変な状況になっている動画です。
なんで肩にボトックス注射を打つ必要があるの?その答えはこちらが参考になります。
肩ボトックスって何が目的でやるんだ?と思って聞いてみたら「僧帽筋まわりの盛り上がりをなくして窪みを作ると綺麗だから」らしく。あの…その壊してる筋肉ってなんのためにあるか分かってやってます? pic.twitter.com/SgGyktxLBA
— やまもとやま(美少女) (@mt_yamamoto_) October 25, 2024
要するに肩周りがスッキリすると痩せて見えるとかそんな見た目重視が招いた結果なのですが、さらに怖いことがSNS広告では蔓延っています。
「ウェディングドレス姿やドレス姿がキレイに見えるからその前にスッキリさせましょう」とドレス姿の広告で堂々と広告がやっても大丈夫、やったほうがいいに決まってる風に広告がオシャレに作られています。
大事な日の前に一歩間違えれば首が支えられない大変な状況になってしまうリスクがあるってことを今の女性はどれほど知っていますか?
そもそもボトックス注射というのは「ボツリヌス菌という毒素が神経細胞に作用して、神経細胞内の重要なタンパク質を切断して破壊することで、神経伝達を遮断する効果がある」のです。
シワがある箇所に注射すればシワがよりにくくなり、筋肉に打てば筋肉が緩むため食いしばってエラが張ってる人に重宝される美容医療です。
この「ボツリヌス菌」の歴史を知るとちょっと構える方もいるかもしれませんが、リスクを知った上で施術する分にはいいと思うのでお伝えします。
「ボツリヌス菌」は、オウム真理教が生物テロ兵器としても使ったことで有名でサリンよりも少量で簡単に◯すことができる世界最強の毒素と言われています。
とはいえ、モノは使いようでウランやプルトニウムの核分裂で莫大なエネルギーを生み出し私たちの便利な生活には欠かせませんが、原子爆弾のように脅威にもなります。
「ボツリヌス菌」も世界最強の毒素とはいえ、正しく使うことで筋肉の膠着が激しい人などには筋肉を緩める効果が高いので治療法として用いられています。
美容医療では生理食塩水で薄めた「ボツリヌス菌」をシワやエラなど注射して、筋肉の動きを鈍らせてシワがよりにくくしています。
ボトックス注射がダメなのではなく、正しく筋肉の位置を理解している必要があり打ってはいけない筋肉に打ってしまうと動画の女性のように必要な筋肉を弱めてしまい首が支えきれない事態を招いてしまうのです。
美容医療を受ける際に気を付ける点は以下のとおりです。
- 経験豊富なドクターであるか
- 同じドクターが治療をしてくれるか
- ボトックス注射は永久ではない
保険適用の施術より儲けが多いので、医師免許を利用してあっちこっちに行っているドクターも多いのが事実です。
ですので、万が一の責任の所在が明確にできる担当制やドクターひとりでやっているクリニック選びがおすすめです。
施術前にしっかりカウンセリングをして表情の動きなど見てから施術してくれるドクターにしましょう!そうでないと打つ箇所を誤ると笑っているのに笑えないなど表情がおかしくなってしまいます。
そして、美容医療と言っても永久では全くありません。
確かに価格崩壊して手頃な価格ではありますが、結局は永続的な通院が必要です。
「美は1日にしてならず!老化との戦い」ですね^^